食生活について話したい(2024-10-02 水曜日)

良い食生活とは何か。一汁一菜じゃ腹が減るから、一汁一菜三肉五飯くらいが理想なのだが、これでは金もかかるしタンパク質と炭水化物を摂りすぎている。食べることは好きだが、食べ物に金をかけすぎるのは躊躇いがある。

基本は家で適当に飯を済ませている。本当に適当である。2食入りの袋焼きそばを好んで買っており、焼きそばなら野菜も肉も麺も食べられるため、2日に1回は食べている。料理のレパートリーは乏しく、オムライス(のような汚い飯)と納豆ご飯とコーンフレークをローテーションさせて、なんとか生き凌いでいる。

コーンフレークを夜に食べることもある。バナナと一緒に、夜ご飯としてコーンフレークを食べている。コーンフレークだけでは足りない夜には、一緒に納豆ご飯も食べてしまう。ついでにウインナーを焼くこともある。そして、出来合いのサラダを日本酒で流し込み、寝床に着くのだ。食べ合わせの気持ち悪さで言ったらなかなかのものだろう。栄養バランスはまぁ悪くは無いと思うが、こんな生活を続けていたら自分の中での食の価値が低くなって、なんだかよろしくない気もしている。

先日NHKで、愛媛県とべ動物園で人工哺育で育ったホッキョクグマ・ピースの特集をやっていた。細かいところまでは覚えておらず、正確性に欠けるかもしれないが、そのなかで印象的なシーンがあった。近頃ペンギンがエサの魚を食べないということで飼育員が業者に問い合わせたら、仕入れ先が変わり鮮度が落ちてしまったとのことだった。業者から、そのままあげ続けたら食べるでしょ、と言われると飼育員は反論して「それは食べたいからではなく、飢えないために仕方なく食べているということ。動物のなかには、食べることを楽しみにしている子もたくさんいる。食えりゃなんでもいいというわけじゃない。」と、動物の生活の質を慮った発言をする描写があった。

ただ印象に残って覚えているというだけで、ここから何か大きな社会問題や人生課題について考えたというわけではない。単純に、生き物にとって食事って大事だよなぁなどとぼんやり思っただけである。

その特集番組を見た日の夜は、久しぶりにハンバーグとスープを作って食べた。自身の料理の才を感じずにはいられない、なかなかの出来であった。

いつもよりも少し良いものを食うと、いつもより少し元気になる。そんな当たり前のことを再確認しつつも、数日経った今日の晩はコーンフレークと納豆ご飯を食べた。今日もそれなりに腹が膨れて、それなりに満足である。